志村けん、ドリフのギャラ格差を暴露 たけし軍団はドリフがお手本だった | ニコニコニュース

12月30日放送、テレビ東京系年末特番『日本人として知っておくべき戦後の51人』にスペシャルゲストとして志村けんが登場。MCはビートたけしと林修氏(C)テレビ東京
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 お笑いタレントの志村けんが、テレビ東京系年末特番『日本人として知っておくべき戦後の51人』(30日 後8:54~深0:05)にスペシャルゲストとして出演することが13日、明らかになった。同番組のMCはビートたけしと林修氏。「日本を笑顔にした8人」としてザ・ドリフターズの志村がスタジオに招かれ、うわさされているメンバー間のギャラ格差についても言及。「長さん(リーダーのいかりや長介さん)が最初にごそっと持って行って、残ったものを4人で等分していた」と暴露した。

 ザ・ドリフターズといえば、バラエティー番組の歴代最高視聴率50.5%%という記録を持つ『8時だョ!全員集合』(TBS)で社会現象を巻き起こしたコントグループだが、今回、志村はその伝説の番組で生み出した笑いの裏側を語る。

 『全員集合』は観客を入れた会場での生放送、一発勝負の番組。そのため、セットや演出には相当こだわり、セットに使う素材も当時よく使われていたものではなく、お金をかけて新しい素材を使っていたことや、水かぶりコントでは、何度も失敗を繰り返しながら水が一気にきれいに落ちてくる方法を編み出すなど、細部にわたった演出が施されていたという。

 また、いかりやさん以外のメンバーが集まっていると、ギャラの文句を言っているのではないかと、いかりやさんが勘ぐっていたという笑い話も。さらに、同時間帯に放送が始まった『オレたちひょうきん族』(フジテレビ)については、「生放送でやっていたので、一度も見たことがなかった、ビデオもない時代だったので時間をずらしてくれれば見られたのに」と残念がった。

 一方、その『ひょうきん族』に出演していたたけしは、「ドリフに対抗して、全く正反対のことをやろうと言っていた。自分もドリフみたいな団体芸をやりたくて、たけし軍団を作った」と知られざる秘話も飛び出した。さらに、スタジオにはドリフコントで定番の小道具が登場し、たけしとともに使い方やコツを紹介。“ドリフ世代”でいつも『全員集合』を見ていたという林氏は、志村にたたかれるという念願(?)がかなって大喜びだった。

 今年は戦後70年。その締めくくりとして企画された同番組では、独自に各世代の1000人に「戦後、日本人として知っておくべき人物は誰か?」をアンケート調査し、「戦後の51人」を選出。「日本を世界に認めさせた10人」、「子ども達に夢を与えた6人」、「記録よりも記憶に残った6人」などのテーマに分け、秘蔵映像と独自取材でつかんだ秘話でつづる。美空ひばり、黒澤明、山口百恵、田中角栄、手塚治虫から浅田真央、錦織圭まで、戦後の日本を彩った51人の活躍を振り返る。

 番組進行は同局の狩野恵里アナウンサー。世代別ゲストに本田望結(10代)、佐野ひなこ(20代)、羽田圭介(30代)、中山秀征(40代)、清水ミチコ(50代)、大和田伸也(60代)。解説者として伊藤惇夫氏(政治評論家)、門倉貴史氏(経済評論家)、玉木正之氏(スポーツライター)、テリー伊藤氏(演出家)が出演。