乾途中出場のエイバル、PK失敗&オウンゴール献上でドロー…4戦勝利なし | ニコニコニュース

先制ゴールを挙げたエイバルFWセルジ・エンリク(右)[写真]=Getty Images
サッカーキング

 リーガ・エスパニョーラ第15節が13日に行われ、MF乾貴士の所属するエイバルとバレンシアが対戦した。

 エイバルは前節、レアル・ソシエダに逆転負けで今シーズン初の連敗を喫し、9位に後退。今節はホームで4試合ぶりの白星を狙う。乾は2試合連続のベンチスタートとなった。一方のバレンシアは、ガリー・ネヴィル新監督の初陣となったチャンピオンズリーグのリヨン戦で0-2の敗戦。同監督のリーガ初采配で初勝利を目指す。

  試合は、前半終了間際の45分にエイバルの先制で動く。右サイドを突破したアンデル・カパがエリア内右の深い位置から鋭い折り返しを供給。ゴール前に飛び出したセルジ・エンリクが合わせて、ゴールネットを揺らした。前半はエイバルの1点リードで折り返す。

 後半も勢いに乗るエイバルは58分、味方のパスをエリア内中央で受けたボルハ・バストンが、反転しながらダイレクトボレーを放つが、シュートはGKジャウメ・ドメネクにセーブされた。63分、エイバルMFダニ・ガルシアが、敵陣エリア内でバレンシアDFルーカス・オルバンと空中戦で衝突。ダニ・ガルシアが頭を抱えて倒れこむと、オルバンにはこの日2枚目のイエローカードが提示され退場処分となった。PKを獲得したエイバルは66分、キッカーのサウール・ベルホンが左隅を狙って放ったシュートはジャウメ・ドメネクにセーブされ、詰めたボルハ・バストンのシュートもクロスバー上に外れた。

 追加点のチャンスを逃したエイバルは75分、エリア手前中央まで持ち上がったカパが、右足シュートを放つが、ジャウメ・ドメネクに弾き返された。85分には、サウール・ベルホンを下げて乾をピッチに送り出す。だがその直後、バレンシアが同点に追いつく。途中出場のアルバロ・ネグレドがエリア内中央へスルーパスを送る。アンドレ・ゴメスが抜け出すが、DFに囲まれて混戦に。最後はDFダビド・ジュンカの足に当たったボールがゴールに吸い込まれ、エイバルがオウンゴールを献上した。

 エイバルは後半アディショナルタイムに入って、イバン・ラミスが一発退場となる。だが、試合はこのままタイムアップを迎え、1-1の引き分けで終了。両チームはともにリーグ戦4試合白星から遠ざかる結果となった。なお、乾は85分からプレー。バレンシアを率いるG・ネビル新監督の初勝利は次戦に持ち越された。

 エイバルは、16日にコパ・デル・レイ4回戦セカンドレグでポンフェラディーナ(2部リーグ)と対戦。19日の次節でデポルティーボとのアウェーゲームに臨む。バレンシアは16日に同4回戦セカンドレグでバラカルド(3部リーグ)と対戦し、19日の次節でヘタフェをホームに迎える。

【スコア】


エイバル 1-1 バレンシア

【得点者】


1-0 45分 セルジ・エンリク(エイバル)
1-1 85分 オウンゴール(ダビド・ジュンカ)(バレンシア)