「花燃ゆ」終幕!美和は新たな道へ!! | ニコニコニュース

大河ドラマ「花燃ゆ」がついに終幕!
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井上真央主演の大河ドラマ「花燃ゆ」(NHK総合ほか)が12月13日放送の第50回をもって、終幕を迎えた。

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「花燃ゆ」は、吉田松陰(伊勢谷友介)の妹・文(のちに美和/井上真央)の波乱の生涯を描いた物語。

幕末から明治期の動乱を生き抜いた美和は、兄や最初の夫・久坂玄瑞(東出昌大)らの死を乗り越えて、新たな時代の日本人を育てるという志を胸に夫・楫取素彦(大沢たかお)と手を取り合ってきた。

最終回は、美和と楫取が鹿鳴館に招待されるというストーリー。2人は、伊藤博文(劇団ひとり)ら懐かしい顔に再会し、そこで有力者たちに群馬の鉄道建設への協力を取り付けることにも成功。

目的を果たして群馬へ戻ってきた2人だが、楫取は美和に職を辞する決意を伝える。美和は、群馬での役目は終わったという楫取の言葉に一度は悩むが、群馬にまいた種は群馬の人々が育ててくれると信じ、楫取について行くことを決める。

最後は、見知らぬ土地で美和が新たな道への一歩を踏み出すシーンで幕を下ろした。

歴史上に名を残す偉人ではなく、高名な兄を持つ無名の女性を描いた「花燃ゆ」。主人公は歴史上のスターではない。だが、松陰から始まり松下村塾の面々といったスターたちが継いだ“新たな日本への志”が、決してスターではない美和や楫取へ、そしてさらに無名の草の根の人々へとつながれていく。その過程は、現代の我々に確かにつながっているという実感を持たせるものだった。

先日のクランクアップで井上が語ったように「偉人ではなく、その裏で志を継ぎ、命を継ぎ、一生懸命に生きた人々や女性たちを描きたい」というスタッフや出演者の志は果たされたのではないだろうか。