複数の航空会社がホバーボード持ち込みを禁止。燃えるから

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今年のクリスマスに人気が高いのはホバーボードだろうな、なんて思っていたらあれよあれよと言う間に大変なことになっています。燃えるんです、ホバーボード。原因不明の発火事故があちこちで起きており、取り扱いを一時停止する小売店もでています。米国消費者製品安全委員会(CPSC)が、ただいま安全性を調査中。CPSCが米Gizmodoの取材に応じたところによりますと、ただ今米国9州でおきた10件もの発火事故を調査している真っ最中。そんな中、今度は複数の航空会社がホバーボードの持ち込みを禁止しています。

今回ホバーボードを禁止したのは、アメリカン航空、デルタ航空、そしてユナイテッド航空の米国の大手3社。先週、持ち込み不可のリストにホバーボードが追加されました。また、大手3社に続いて、ジェットブルーとブリティッシュ・エアウェイズも、持ち込みを禁止しました。禁止の理由はもちろん、フライト中に発火する危険性があるためです。

安全性が疑問視されCPSCの調査が行なわれているのは、発火だけが原因ではありません。相次ぐ転倒事故も理由の1つです。転倒事故は発火事故よりも多く、先週ついには死亡事故まで起きました。ロンドンで15歳の少年がホバーボード走行中に転倒し、バスに轢かれ死亡しました。

今年のクリスマスプレゼントには、ホバーボードをと考えているご両親、考え直した方がいいでしょう。せめて、CPSCの調査が終了するまで待ってみては。また、年末年始の旅行にホバーボードを持って行こうと考えていた人も、今後新たに禁止する航空会社が増える可能性もあります。事前にチェックを。


image: via Westchester Fire Department
source: The Hill, Los Angeles Times, BBC

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(そうこ)