腐女子、夢女子…声豚!? NHKが声優オタクを“声豚”呼ばわりし、批判殺到 | ニコニコニュース

『あさイチ』公式サイトより。
おたぽる

 14日放送の『あさイチ』(NHK)が「オタク女子増殖中!?」と、さまざまなオタク女子の実態を特集したのだが、その内容に当のオタク女子たちが難色を示しているそうだ。

 番組は、『ゆるゆり』や『ご注文はうさぎですか?』などが好きな美少女アニメオタクの女性の自宅をはじめ、池袋・乙女ロードでは、キャラクターグッズを大量に付けた“痛いバッグ”こと“痛バッグ”を持つ女性を取材。その中で注目を集めたのは、「私、実は“声豚”なんです」と名乗る33歳の既婚女性。その女性は『Free!』の竜ヶ崎怜役などで知られる声優・平川大輔の大ファンで、平川が出演した大量のDVD・CDだけでなく、なんと平川の声を着信音にした特注タブレット(20万円)を持つほどの熱狂的なオタクだった。

「VTR中に平川大輔の歌を流すといった演出がされた際は、歓喜するファンが見受けられましたが、番組が声優ファンのことを“声豚”と紹介したことに『声豚とかやめて』『声豚って素行の悪い声優ファンを指す蔑称だぞ?』『声豚って自覚してても 他人から言われると悲しくなるね』『総称なら声オタなんじゃ』といった声が上がっています。実際、番組に登場した平川大輔ファンの女性はおそらく自虐を込めて自ら“声豚”と名乗っていましたが、本来声豚とは、熱狂的・狂信的な声優ファンに対する蔑称なんです」(オタクライター)

 番組ではBL好きの「腐女子」、男性キャラと対自分の恋愛妄想などを好む「夢女子」、ほか「百合女子」や「レイヤー」「2.5次元ファン」といったさまざまなオタク女子を紹介する中、声優オタクのみ「声豚」と紹介したことも相まって、「声豚って貶されてるように感じるんだけど…」という声が上がることとなってしまったようだ。

 だが放送は、これだけにとどまらず、オタク女子を見た出演者の“問題発言”もあったよう。

「一日中、平川大輔漬けの生活を送る女性を見て、柳澤秀夫解説委員が『旦那さんいらないじゃない』と言い捨てる場面が見られました。その後、周りの出演者のフォローもあって、その場は丸く収まったのですが、この軽率な発言に『柳澤さん、それは違うわ。旦那も必要なんだよ』『いやそれとこれは別』と不快感を抱く声も上がっています」(同)

 番組では、オタク界隈の造詣が深いマキタスポーツが「分類が厳しいんですよ。オタクの世界って。ちょっと間違えてくくっただけで、ものすごい怒りますね」と発言する一幕が見られたが、その言葉とおりになってしまったようだ……。