訪日客、中国人が韓国人抜き通年で1位がほぼ確実、前年から倍増で500万人突破も | ニコニコニュース

サーチナ

 日本政府観光客は17日、11月における訪日外国人客の国/地域別の統計を発表した。1-11月の累計では中国人(大陸人)が前年同期比109%増の464万6700人だった。通年で韓国を抜き第1位となることがほぼ確実だ。500万人を突破する可能性もある。

 1-11月累計で、韓国人は44.4%増の358万600人、台湾人は30.3%増の341万1300人、香港人は66.7%増の136万6900人、タイ人は21.0%増の70万3200人だった。

 米国人は15.3%の94万300人、英国人は17.7%増の23万9100人など、欧米からの来日客も増えているが、数として圧倒的に多いのはアジア人だ。

 観光局が発表した主要国/地域のうち、来日客が唯一減少しているのがロシアで、前年同期比16.2%減の5万400人だった。原油価格の低迷やウクライナ問題に伴う制裁などによる経済の落ち込みが関係している可能性がある。

 日本を訪れる外国人客は、リーマンショックの影響を受けた2008、09年と東日本大震災が発生した11年を除き、前年比で20%台以上で増えている。2015年は特に1-11月累計で前年同期比47.5%増の1796万4400人で、通年でも40%増となり2000万人を突破する可能性が大いにある。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF)