【ウィーン、テヘラン共同】国際原子力機関(IAEA)の15日の特別理事会でイランの核兵器開発疑惑の解明を終える決議が採択され、今後の焦点はイランと欧米など6カ国の核最終合意の履行に移った。イランは遠心分離機や濃縮ウラン貯蔵量の削減の作業を加速、来年1月中の履行完了と制裁解除も視野に入ってきた。

 イランのロウハニ大統領は16日、テレビ演説し、IAEA決議を「イランの政治、道徳的な勝利だ」と歓迎。イラン側は2週間程度で合意履行を終える用意があり、制裁は来年1月半ばまでに解除されるだろうとの期待感を示した。

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