米連邦準備制度理事会(FRB)本部ビル(AP=共同)
共同通信社

 【ワシントン共同】米国の中央銀行、連邦準備制度理事会(FRB)は16日、主要政策金利を事実上ゼロに抑える異例の措置を終え、金利を年0・25%引き上げることを決めた。利上げは2006年6月以来9年半ぶり。同国を震源としたリーマン・ショック発生後の08年12月に導入し7年に及んだゼロ金利の終了は米経済の復活を示す。米金融政策は危機対応の幕を閉じ、金利の上げ下げで景気を調節する正常な姿に戻ることになる。

 利上げは米国へのマネー流入を加速させ、国際金融市場の波乱要因となる恐れもある。

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