同じ工場の従業員5人がぼうこうがんを発症したことについて記者会見する、厚労省の担当者=18日午後、同省
共同通信社

 厚生労働省は18日、染料や顔料の原料を製造する国内の同じ工場で、7年半~24年の勤務歴がある従業員5人(1人は退職)が、相次いでぼうこうがんを発症したと発表した。ぼうこうがんを引き起こすと指摘される物質「オルト―トルイジン」を扱う作業をしていた。

 厚労省はこの物質が原因となった可能性があるとみて作業工程や安全管理を調査。取り扱いのある各地の約40工場の状況も調べる。日本でこの物質が原因となったぼうこうがんの発症例の報告や、労災認定されたケースはない。

 厚労省によると、5人は40~50代の男性で、昨年2月~今年11月にかけてぼうこうがんと診断された。