NHK、e-Sports特集でプロゲーマーチームに謝罪 「偏向的」と視聴者から批判 | ニコニコニュース

DetonatioN FocusMeが主にプレイする「League of Ledgend」
ねとらぼ

 12月16日にNHKで放送された「シブ5時」で、「e-Sports」の世界で活躍するプロゲーマーチームが特集されました。e-Sportsは競技性の高いゲームを用いて行われる新しいスポーツの一種として注目されており、近年ではスポンサー契約を行いe-Sportsのプロとして活躍するプレイヤーも続々と登場しています。今回、「シブ5時」で特集されたのは、チームとしては日本初の「フルタイム・給料制」を導入し千葉を拠点に活動するプロゲーミングチーム「DetonatioN FocusMe」(DFM)。

【プロゲーマーなのに給与制・フルタイム?】

 ところが、特集の前半ではプロゲーミングチームの生活や活躍を取り上げた内容だったものの、後半は「ゲームの操作技術が軍事利用されるのでは」「ゲームの関連機器メーカーが若者を利用しているのでは」「プロになった人が将来を描けるのか」といった、ゲームやe-Sportsへの批判ともとれる内容となっており、ネットでは番組を非難する声が多数あがっていました。これを受け、DetonatioNのCEOを務める梅崎さんはNHKへ真意を確認し、謝罪を受けたことをTwitterで報告しています。

 この事に関してTwitterでは、NHKのみならず日本社会のゲームに対する理解の遅れを指摘する意見が多く見られました。

 梅崎さんのTwitterによると、放送の翌日には改めて番組プロデューサーと面談し、誠意ある謝罪と改めて番組を制作したい旨の申し入れを受けたとのこと。梅崎さんは今回取材を受けた趣旨について「プロゲーマーの親御さん世代に理解を深めてもらうため」と語っており、次回の放送時には内容の事前チェックを行うようです。