土砂崩れ、59人と連絡取れず=建物多数が倒壊―中国・深セン

 【香港時事】中国南部・広東省深セン市光明新区で20日、大規模な土砂崩れが発生し、付近の工業団地の建物多数が倒壊した。国営新華社通信は、負傷者3人を含む4人が現場から救出される一方、59人と連絡が取れなくなっていると伝えた。

 在広州日本総領事館によると、これまでに日本人が巻き込まれたとの情報はない。

 習近平国家主席と李克強首相は土砂崩れを受け、地元当局に対し救助活動に全力を挙げるよう相次いで指示した。

 土砂崩れは20日午前11時40分(日本時間同午後0時40分)ごろ、光明新区にある「恒泰裕工業園」など三つの工業団地近くで発生。付近を通る天然ガスのパイプラインが爆発したほか、工場や住宅22棟が土砂に埋まるなど、被害は十数万平方メートルに及んでいるという。午後5時時点で、現場にいた約900人の無事が確認された。

 現場は深セン市中心部から北に約20キロ離れた山あいの地区。違法に運び込まれた高さ数十メートルの建設残土の山が崩れたとの情報もあり、事実なら人災の可能性が高くなる。

 中国では8月に天津市で危険化学物質を保管した倉庫が大爆発を起こすなど、産業絡みの事故が相次いでいる。