【カイロ共同】内戦が続くシリアの北西部イドリブで20日朝、ロシア軍とみられる軍用機による空爆があり、シリア反体制派のメディアによると約50人が死亡、約170人が負傷した。救助当局によると、戦闘員のほか女性や子どもを含む多数の民間人も犠牲となった。

 イドリブは反体制派とイスラム過激派が掌握しており、9月30日に軍事介入したロシア軍がシリアのアサド政権軍と連携して空爆を続けているが、1日に50人もの死者が出るのは異例。民間人の巻き添え被害がさらに拡大すれば、ロシアに対する批判が高まる可能性がある。