【北京共同】中国共産党・政府が2016年の経済政策を話し合う中央経済工作会議は21日、経済の減速に対応するため、積極的な財政政策を打ち出す方針を確認して閉幕した。減税をはじめ企業活動を活発化させるための支援を強化する。昨年秋から続けている金融緩和も継続する。景気失速の阻止に向けて、政策を動員する姿勢を鮮明にした。

 企業の技術革新や設備投資を促すために財政支援する。減税のほか、企業が資金調達する際の金利負担の軽減にも取り組む。過剰な生産能力を抱えて経営不振に陥っている鉄鋼など重厚長大産業の整理統合を加速する一方で、新産業の育成も促す。

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