元鹿島の3名が功労者賞に…柳沢敦氏は「積み重ね」への評価に感謝 | ニコニコニュース

(左から)新井場氏、中田氏、藤本氏、宮本氏、柳沢氏 [写真]=兼子愼一郎
サッカーキング

 21日、Jリーグの年間表彰式「2015 Jリーグアウォーズ」が行われ、現役時代に鹿島アントラーズで多くのタイトル獲得に貢献した柳沢敦氏、中田浩二氏、新井場徹氏が、宮本恒靖氏や藤本主税氏とともに功労選手賞を受賞した。授賞式に出席した柳沢氏と中田氏が取材に応えた。

 現役初年度に新人王を獲得し、キャリアを通じて3度のベストイレブンに輝いた柳沢氏。「今までは選手としてその年の評価だったが、今まで積み重ねた結果を評価していただいき、本当に感謝したいと思います」とコメント。中田氏も「17年間やった結果としてこういう場に呼ばれていると思うので、非常にありがたいですし、嬉しく思っています」と口を揃えた。

 柳沢氏、中田氏、新井場氏は、今年7月5日に合同引退試合『ENCORE』を開催。同試合には、鹿島の現役選手やOBのほか、中山雅史や三浦知良といった3選手と親交の深い選手らが参加した。「出ていただいた方にはサッカーを楽しんでいただけた。浩二がなかなか点を決められない中でも本当にサポーターの方には盛り上げていただいて、あの場を選手と関係者の方々に手伝っていただき、サポーターも含めて本当に良い時間を過ごせたと思っています」と振り返った。

 中田氏は、今年から鹿島のクラブ・リレーション・オフィサー(CRO)として、ビジネス面でクラブをサポートした。「現場ではなく、また違った分野で1年間サッカーに携わらせていただいて、本当に違った視野、角度で勉強させていただいた。本当に楽しかったです」と述べた。

 また、鹿島のコーチとして1年を過ごした柳沢氏は、自身を「コーチとしてはど素人」としながらも「ただ、サッカーを始めた時と同じようにやっぱりこれから1つ1つを積み重ねなければいけないですし、レベルアップしてコーチとしても大きな舞台に立てるよう、まい進していきたいと思っています」と今後の目標を口にした。