北海ブレントは11年ぶり安値=供給過剰懸念で

 【ロンドン時事】21日の国際原油市場では、指標となる英国産北海ブレント先物が一時1バレル=36ドル近辺に下落し、約11年ぶりの安値を付けた。ロンドン時間午後3時時点では36.23ドルと、前週末取引終盤比0.65ドル安。

 石油輸出国機構(OPEC)が今月上旬の総会で減産を見送ったことに加え、米国が先週、40年ぶりとなる原油輸出の解禁を決めた。世界的な供給過剰懸念を背景に売り圧力が強まっている。