「ハリー・ポッター」続編舞台のキャスト発表!中年のハーマイオニーはアフリカ系に! | ニコニコニュース

左からロン役のポール・ソーンリー、ハーマイオニー役のノーマ・ドゥメズウェニ、ハリー役のジェイミー・パーカー - 画像は Daily Mail U.K. 公式Twitterのスクリーンショット
シネマトゥデイ

 映画化もされた人気小説「ハリー・ポッター」シリーズの正統な続編となる舞台「Harry Potter and the Cursed Child」(日本語訳:ハリー・ポッターと呪われた子供)で中年になったハリー、ロン、ハーマイオニーを演じるキャストが決定したと Daily Mail Online が報じた。ハーマイオニーを演じるのが45歳のアフリカ系女優ノーマ・ドゥメズウェニであることをはじめ、映画版とはかなり違った印象の3人になっている。

Daily Mail U.K. 公式Twitter

 ノーマは、アフリカのスワジランド生まれで、7歳の時に母親たちと共にイギリスに移住。舞台「ア・レーズン・イン・ザ・サン」ではローレンス・オリヴィエ賞に輝いた実力派だ。同サイトによると原作者のJ・K・ローリングはハーマイオニーの人種に触れたことはなく、彼女が白人であることを示す文献もないとのこと。トレードマークが“縮れ髪”と描写されていることから、ハーマイオニーは黒人なのではないかと論じる学術研究もあるという。

 そして、3人の子供の父となったハリーを演じるのは、36歳のジェイミー・パーカー。彼は「ヒストリーボーイズ」の舞台、映画版共に出演したことで知られる。ハーマイオニーと結婚したロンには、映画『レ・ミゼラブル』や数々のテレビドラマに出演してきたポール・ソーンリーがふんする。キャスティングは原作者のローリングを含む製作陣によって行われ、演出家のジョン・ティファニーは「素晴らしい3人組になる」と自信を見せている。

 シリーズ7作目「死の秘宝」に続く「Harry Potter and the Cursed Child」で描かれるのは、ハリーとその息子であるアルバスの姿。ハリーが自身の過去と格闘する一方で、次男アルバスも“伝説”の家族であるという重荷に苦しめられていた。そんな時に思いも寄らぬところから闇が忍び寄ってきて……。プレビュー公演は2016年5月下旬、ワールドプレミア公演は2016年7月30日にロンドンのパレス・シアターで予定されている。(編集部・市川遥)