【ロサンゼルス時事】米ネバダ州ラスベガスのカジノ街で20日夜、20代の女が乗用車で複数の歩行者グループに突っ込み、少なくとも1人が死亡、36人が負傷した。うち6人が重傷。警察は「テロではないが、故意に歩行者をはねた」とみて、殺人などの容疑で調べを進める。

 警察などによると、事件は目抜き通り「ラスベガス・ストリップ」沿いのホテル「パリス・ラスベガス」周辺の歩道で発生。複数の歩行者グループが次々とはねられた。女は現場から逃走しようとしたが、拘束された。女の車には3歳児が乗っていたが、けがはなかった。

 サンフランシスコの日本総領事館によると、これまでに日本人が巻き込まれたとの情報はない。