週明け21日午前の東京株式市場で、東芝株が業績懸念から急落した。2016年3月期連結決算の純損益が5千億円規模の巨額赤字となる見通しであることが判明し、嫌気する売り注文が広がった。前週末終値と比べて一時26円80銭(9・5%)安の255円70銭をつけ、年初来安値を更新した。

 株価は3月につけたことし高値の535円ちょうどと比べ、半分以下の水準に落ち込んだ。証券アナリストは「仮に原子力事業で資産評価を低く見直す処理が発生すれば、赤字額はさらに膨らむ恐れがあるのではないか」と話していた。

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