【ベルリン共同】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のミュラー会長は、トヨタ自動車と首位を争ってきた世界販売台数の順位にはこだわらない、との考えを示した。排ガス規制を不正に逃れていた問題が発覚し、方針転換した。ドイツ経済誌ウィルトシャフツウォッヘ(電子版)が21日、報じた。

 問題の責任を取って辞任したウィンターコルン前会長は、2018年までにトヨタを抜いて首位に立つことを目標に掲げてきた。しかし、ミュラー氏は「台数や販売の記録を目指しても意味がない。規模自体を目標にすることはない」と語った。

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