【ワシントン時事】映画監督のオリバー・ストーン氏ら米国の著名人・有識者ら70人は22日、ケネディ駐日米大使が記者会見で米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題に関し、名護市辺野古に移設する現行計画が最善だなどと述べたことに抗議する声明を発表した。声明は「計画に激しく反対してきた沖縄の圧倒的多数の人々に対する脅迫、侮辱、挑戦だ」と指弾した。

 声明に署名したのは、ストーン氏のほか、言語学者ノーム・チョムスキー氏、アメリカン大のピーター・カズニック教授ら。早期の辺野古移設実現を望むとした大使の発言は「法律や環境、選挙結果を恥ずかしげもなく無視するものだ」と非難している。