愛媛県今治市のタオルメーカー「一広」が、四国タオル工業組合の高級ブランド「今治タオル」の認定手続きが終了していないのに商品約35万枚にブランドロゴを付けて全国へ出荷していたことが22日、同社への取材で分かった。

 同社によると、問題のタオルは同社のグループ会社が製造した。販売されずに店舗などに残っていたものは全て回収済みで、購入者からは回収し、返金する方針。ホームページで該当する商品20種を公開した。

 認定を担う四国タオル工業組合によると、認定されるには水に浮かべると5秒以内に沈む吸水性があるなど独自の品質基準を満たす必要がある。