​夕張メロンや神戸ビーフなど、地域ブランドを国が登録 | ニコニコニュース

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12月22日放送、「ニュースウォッチ9」(NHK)では、地域ブランドについて。日本各地の地域ブランドを国が特産品をブランドとして登録する地理的表示保護制度について語った。北海道の夕張メロンや、兵庫県の神戸ビーフなどの7品目が選ばれた。全国から50あまりの申請があった特産品について、地域との結びつきや品質管理などが審査された。このうち夕張メロンには、地元の農協に加盟し、夕張で栽培を行う農家だけに限定して種が渡されている。それが夕張メロンだ。

登録されたのは、「あおもりカシス」「但馬牛」「神戸ビーフ」「夕張メロン」「八女伝統本玉露」「江戸崎かぼちゃ」「鹿児島の壺造り黒酢」の7つが登録された。いずれも地域に根ざしつつ、品質維持の努力が認められた。

神戸ビーフは1200年の歴史がある。改良を重ねて世界的な知名度を獲得した。江戸崎かぼちゃは通常のかぼちゃよりも10日程度長く完熟させてから収穫している。夕張メロンは昼夜の気温差と水はけの良い土壌を利用して、栽培技術を研究。

登録された農産品は、専用の「GIマーク」をつけて販売することができる。ブランドの活性化を行って地域も振興に繋げたい考えだ。

神戸ビーフと但馬牛は、ほぼおなじものだが、神戸ビーフは但馬牛の中でもさらにシア高品質のものを指す。日本三大和牛の一つとされ、脂肪の質が高く融点が他の和牛よりも低いため、食べた時の油っこさがない。ほかのブランド牛の素牛にもなっている。

夕張メロンは商標名であり、スパイシーカンタロープを父に、アールスフェボリットを母にもつ赤肉のマスクメロンで、もともと全国的に有名。夕張市農業協同組合に集荷されて、厳格な審査に合格したものだけを夕張メロンとして出荷するため、審査が厳しく、近隣の市区町村では夕張メロンのブランド名を使うことができない。あまり日持ちしないが、産地直送システムを導入し、北海道内でしか食べられなかった夕張メロンを道外への出荷を可能にした。

あおもりカシスは、カシス最大の出荷地青森で取れたカシスを自然の中で厳しい冬の寒さや雪に耐え、しっかりと青森の地に根付いたあおもりカシスとして、自然本来のままの本物のカシスとして出荷。豊かな自然の贈り物として農薬に頼らない栽培を行っている。