【ニューヨーク時事】国連総会(193カ国)は23日夜、2016〜18年の通常予算について、各国の分担率を定めた決議を議場の総意で採択した。日本の分担率は9.68%で、1982年以来34年ぶりに10%を下回った。上限の22%を負担する米国に次ぐ分担率2位を維持したが、下げ幅1.15ポイントは加盟国で最大。日本の経済力の相対的低下を印象付けた。

 中国は13〜15年の分担率6位(5.15%)から、3位(7.92%)へと大幅に上昇した。

 一方、16〜18年の国連平和維持活動(PKO)予算の分担率は、中国が10.29%(16年のみ)となり、13〜15年の6位から米国に次ぐ2位に浮上。2位だった日本は3位(9.68%)に後退した。 

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