UFO、猫、魔法乳首に凶漢…! アメリカ大統領選“強烈すぎる”候補者5名! | ニコニコニュース

画像は「Wikimedia Commons」より引用
TOCANA

 来年11月、日本にとって最大の同盟国であるアメリカの大統領選挙が実施される。中国が目覚ましい成長を遂げているとはいえ、まだ軍事・経済面でアメリカが超大国である事実は揺らがず、今後の日米関係と世界情勢を左右する重要な選挙であることは間違いない。

 2大政党の大統領候補指名争いだが、民主党ではヒラリー・クリントン氏、そして共和党はドナルド・トランプ氏が有力だ。ところでこのトランプ氏、かねてより過激な発言でメディアの注目を集めてきた実業家であり、政治経験はない。当初は、いわゆる“泡沫候補”と目されてきた人物だった。それが、いつの間にか共和党の大統領候補指名争いのトップに躍り出ている状況に、世界中が驚きの目を向けている。もしもトランプ氏が大統領に就任した場合、世界はどうなってしまうのかと危惧する向きもあるようだ。

 しかし、アメリカ大統領選挙における“ヤバすぎる”候補者は、決してトランプ氏だけに限らない。今回は、トランプ氏を遥かに上回るブッ飛んだ個性で、アメリカの有権者たちを魅了してやまない(?)5名の大統領候補者を紹介しよう。

【その他の画像と動画はコチラ→http://tocana.jp/2015/12/post_8329.html】


1. ジョン・マカフィー

 セキュリティソフト会社「McAfee」の創業者、ジョン・マカフィー。今年の9月8日に連邦選挙委員会に書類を提出、2016年の大統領選に正式立候補した。すでに公式ツイッターやキャンペーンサイトも立ち上げている。スローガンは、初代大統領ジョージ・ワシントンが辞任演説の際に語った「偽りの愛国主義を警戒せよ」という名言で、一見したところマトモだ。ところがこの男、実際はハンパなく凶暴な人間ではないかとの疑惑が持ち上がっている。

 1987年にセキュリティソフト会社を設立したマカフィーは、94年に持株を売却して退職、2008年には中央アメリカ・ベリーズへと向かった。その後、不法薬物や武器売買などの裏ビジネスに手を染めていたと考えられており、2012年に隣人を殺害した容疑がかけられる。警察が踏み込んだ自宅は、重武装した私設部隊が警備していたという。しかし彼は、追跡を逃れてベリーズの隣国グアテマラへと逃亡してしまう。

 結局グアテマラで拘留されるも、ベリーズへの引き渡しを免れたマカフィーは米国に帰国、セキュリティー関連の新たな企業を設立するなどして今に至る。彼の目つき、そして過去の写真からは、どう見てもヤバい雰囲気が漂っており、大統領としての素質はかなり疑わしい。


2. ジミー・マクミラン

 ニューヨークの政治活動家、ジミー・マクミラン。立派なヒゲと黒い手袋がトレードマークで、「家賃がクソ高ぇんだよ党(The Rent Is Too Damn High Party)」の代表を務めている。これまでにもニューヨーク州知事選(2010年、2014年)、アメリカ大統領選(2012年)、ニューヨーク市長選(2013年)などに出馬しているが、いずれも惨敗を喫している。公約はいつも変わらず「ニューヨークの家賃を下げる」というもの。

 1980年代からブルックリン地区の賃貸アパートに住んでいるが、なぜか一度も家賃を払うことなく入居し続けているのだという。現地では大手メディアも取り上げるほど知名度の高い人物であり、なかなかの愛され者でもあるようだ。すでに2016年の大統領選挙に出馬することを表明している。


3. ヴァーミン・サプリーム

 ニューハンプシャー州在住の実業家、政治活動家、パフォーマンスアーティストであるヴァーミン(害虫)・サプリーム(最高権威)。頭に乗せた黒い長靴がトレードマーク。公約には「国民1人ひとりにポニーを与える」「ゾンビのエネルギーを利用して石油エネルギーへの依存を軽減」「過去にタイムスリップして『イスラム国』を撃退する」など、人智を超えたものばかりが並ぶ。

 それ意外にも不思議な言動で知られるサプリーム氏は、対立候補との討論会で相手に「魔法の粉」をふりかけたり、記者会見で乳首を披露するなどやりたい放題だが、街に繰り出した映像を見ればかなりの人気者であることがうかがえる。それにしても、このような男がもしも核兵器のボタンを握った時、世界はどうなってしまうのだろうか……。


4. アンドルー・バシアゴ

 CIA(中央情報局)とDARPA(国防高等研究計画局)が極秘裏に進めてきたとされる、時空トラベル事業「ペガサス計画」。その実験要員として選抜され、過去に火星に降り立った経験があることをマスメディアに暴露した人物こそ、アンドルー・バシアゴ氏だ。環境生態学者、そして弁護士としても活躍している。

 フェイスブック上で2016年の大統領選へ出馬することを表明し、すでに特設ページやキャンペーン動画も立ち上げている。スローガンは「真実の時」。もしも彼が大統領の座につけば、宇宙人やUFOの謎などこれまで封印されていた情報が一気に公開される可能性もありそうだ。


5. リンブルバット・マッカビンス

 家猫。5歳のオス。実は「大統領候補者は人間でなければいけない」という規定は存在しないという。しかし、大統領選挙の被選挙権は35歳から与えられるため、出馬拒否される可能性も高いと考えられているようだ。

 それでも自身は出馬に前向きであり、すでに特設サイト特設サイトやキャンペーン動画も公開している。スローガンは「Meow Is the Time(時は来たニャ)」。


 いかがだろう。来年のアメリカ大統領選挙への出馬を表明している“ヤバすぎる”候補者5名(4人と1匹)を紹介してきた。目下のところ、現地の有識者たちの下馬評が高いのは民主党のヒラリー・クリントン氏のようだが、あと1年で情勢が大きく変化する可能性もある。日本政府は、この5名の中から次期大統領が選出される事態もしっかり考慮しておくべきかもしれない?


※画像は「Wikimedia Commons」より引用