「事あるごとに『壁ドン』してくる神経質な隣人。大家さんに相談しても『そんなことする人じゃないよ』でラチ開かず...」(神奈川県・40代女性) | ニコニコニュース

画像はイメージです(daniel zimmelさん撮影、Flickrより)
Jタウンネット

周りには「いい人」で通っている隣人が、自分にだけ攻撃的な顔を見せてきた。周囲に相談しても「あなたの勘違いじゃない?」と返されてしまい、深刻に取り合ってもらえない......。

そんな怖い思いをしたのが、神奈川県のLさん(40代女性・自営業)だ。

ロマンティックじゃない方の壁ドン

4年前の話です。転職をきっかけに、K市の木造2階建てアパートに引っ越しました。私の部屋は、2階の角部屋です。当初は、快適な日々を過ごしていたのですが――。

引っ越して1か月ほど経ったころからでしょうか。少し物音を立ててしまったとき、隣の部屋から「ドン!」と壁を叩く音が聞こえるようになりました。最初のうちは気のせいかと思っていましたが、やはり音の発生源はお隣さん、そしてタイミングはいつも、こちらが物音をさせたときです。そう、「壁ドン」(ロマンティックではない方の)というヤツに違いありません。

気づいてからはこちらもできるだけ静かに暮らすようにし、生活音らしい生活音もほとんど出さないよう気を遣っていたのですが、壁ドンは毎日のように続きます。

「うるせー!」という怒鳴り声も

困って大家さんに相談しましたが、首を傾げられてしまいました。

「隣のAさん? 彼はいつもあいさつもしてくれる大人しくて礼儀正しい子だし、そんなことをするようには思えないけどねえ」

ろくに取り合ってもらえない間も、状況は悪化する一方です。日によっては、窓を開けて「うるせー!」と怒鳴る声も聞こえてきます。というか、よく考えてみれば、お隣さんは私が家にいる時間には、絶対在室しているようです。怖くなってきたので、再度大家さんに相談した際、改めて聞いてみたのですが、

「いや、Aさんにも一応確認したけど、『身に覚えもないし、別に物音も気になっていません』って言ってたよ。いつも部屋にいる? ああ、Aさん会社がつぶれちゃったらしくて、今就職活動してるんだって。大変だねえ。まあ、うまくやってよ」

といった調子で、軽く流されるばかり。大変なのはこっちなんですってば!

エスカレートする攻撃、いよいよ諦めて

攻撃はさらにエスカレートします。罵声も、「うるせーってのがわかんねーのか、このやろー!」とますます激しいものになりました。自転車が倒されていたり、そのライトが叩き壊されていたりしたこともあります。精神的にもすっかり参ってしまいましたが、大家さんは相変わらずAさんをちっとも疑っていない様子です。むしろ、私が嘘を言っているのだとさえ思っているようにも見えました。

「空いてる部屋あるから、そこに変わるかい?」とも誘われましたが、Aさんから逃げたのがあからさまですから、とてもじゃないですが受け入れられません。

引っ越してきて半年ほどが経った日、ドアに一枚の手紙が挟んでありました。そこには殴り書きの文字で、

「うるさい」

さっと血の気が引くとともに、私は限界を迎えました。翌週、大家さんに頼んで契約を切り上げて退去させてもらったのです。

今では、田舎町で周囲に人がいない小さな一軒家を借りて暮らしています。あれ以来、もう集合住宅には住もうという気になれません......。

あなたの「ご近所トラブル」投稿、募集します

Jタウンネットでは、あなたや周囲の人が遭遇した「ご近所トラブル」体験談を募集しています。 寄稿フォームないしはメール(support@j-town.net)で、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)