国地方係争処理委員会の第3回会合を終え、記者会見する小早川光郎委員長=25日未明、総務省
共同通信社

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設問題で、第三者機関の国地方係争処理委員会の小早川光郎委員長は25日未明、沖縄県の翁長雄志知事からの審査申し出を却下すると明らかにした。東京・霞が関の総務省内で開いた第3回会合後の記者会見で説明した。

 翁長知事は、石井啓一国土交通相が行政不服審査制度に基づき、名護市辺野古沿岸部の埋め立て承認取り消しの効力を停止したのは違法だとして、11月に審査を申し出た。係争処理委は同月の初会合後、国交相の決定の適否に関し、双方から文書で主張を聞いていた。

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