三重県伊賀市が、申請があった同性カップルに対し、来年4月からパートナーと認める証明書を交付する方針を固めたことが25日、分かった。伊賀市は、同性愛など性的少数者に対する差別解消を市の人権課題に位置付け、当事者らによる講演会を開催してきた。

 同性パートナーを認める公的書類は、東京都渋谷、世田谷両区が、11月から交付を開始。兵庫県宝塚市も来年6月からの実施を目指しており、地方自治体の取り組みがさらに広がることとなる。

 伊賀市の岡本栄市長は25日、共同通信の取材に、交付手続きを規定した要綱を来年3月までにまとめるよう、市の担当課に指示したと明らかにした。

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