理化学研究所が発見を主張し、米国とロシアの共同チームと競っている原子番号113番の新元素について、どちらを発見者と認定するか審議している国際学会の作業部会の結果が来年1月後半に公表される見通しとなったことが26日、分かった。

 発見したとする報告は米ロのチームの方が早いが、理研の方がデータの確実性が高く、理研が有力とする見方が強い。

 発見者には新元素の命名権が与えられる。理研と認められれば、史上初めて元素に日本発の名前が付き、「元素の周期表」に記載される。関係者によると、ジャポニウムなどが候補に挙がっている。