海岸2kmに渡って死んだ魚が打ち寄せられる、当局「天気の関係だろう」=中国 | ニコニコニュース

サーチナ

 中国メディアの南方都市報などによると、広東省珠海市の22日から、海岸の約2キロメートルに渡った死んだ魚が大量に打ち寄せられている。

 魚はいずれも体長2.5センチメートルほどで、大きな魚は見当たらない。波打ち際がびっしりとおおわれている部分もあり、24日時点で、少なくとも1.5トンにはのぼると見られている。

 腐敗して周辺環境に対する悪影響が大きくなるのをふせぐため、当局は清掃要員を動員して魚の回収と処分に力を入れている。

 珠海市海洋農漁和水務局は魚の大量死の原因を調べるため、海水を採取して分析している。ただし24日午後の時点で、結論はまだ出ていない。ただし、珠海市周囲では過去数日間にわたり、気温が高い状態が続いたため、海水の温度が上昇して酸欠状態になった疑いがあるとみなしているという。

 珠海市はマカオ(澳門)特別行政区と境を接する都市。常住人口は約161万人。近隣の東莞市と比較すると、工場の集中もそれほど極端ではなく、比較的落ち着いた雰囲気とされる。ただし、1人当たりのGDPは広東省内で深セン市、広州市に次いで多く、2014年には10万9800元(約212万円)に達した。

 市内には中国初の常設サーキットである珠海国際サーキットがある(1996年開設)。(編集担当:如月隼人)(イメージ写真提供:123RF。珠海市の海岸風景)