日本銀行本店
共同通信社

 日銀は28日、2020年東京五輪・パラリンピックの開催に伴う経済効果を発表し、14~20年にかけて累積25兆~30兆円程度になると試算した。20年に3300万人に達するとした外国人観光客の消費や、関連する建設投資の増加などを見積もった。

 建設投資がピークを迎えるとみられる18年に、実質国内総生産(GDP)を14年と比べ約1%(約5兆~6兆円)押し上げる効果があるという。

 訪日する外国人観光客については、現在の増加ペースが続けば20年に3300万人に達すると試算した。同年に2千万人としている政府目標を上回る。