ハースストーンの日本語版に完全対応したカードリストを作りました | ニコニコニュース

ハースストーンの日本語版に完全対応したカードリストを作りました
4Gamer

 「ハースストーン」(Hearthstone:Heroes of Warcraft)のカードデータベースを,完全に日本語版対応させ,各種機能を追加したのでここに公開しよう(実は28日の夕方から公開済みだけど)。本データベースの大きな特徴は,以下の4点。

1)カードの絵柄が,すべて日本語版のものでキャプチャされている


 (集めるのが想像以上に大変でした……)
2)英語版のカード名でも検索できる
 (海外のデッキレシピを日本語版に当てはめるときに便利)
3)すべてのカードについて,どこのセットに入っているかを明記した
 (欲しいカードがあっても,入手先が分からないことが多い)
4)絞り込み検索が多彩かつ高速
 (「探検同盟」の「コモン」で「コスト4」だけ抽出,などができる)

 この「Hearthstone: Heroes of Warcraft」(PC / iOS / Android)はもちろんのこと,ネクソンの「マビノギデュエル」(iOS / Android)や,Cygamesの「Shadowverse」(iOS / Android)など,モバイルデバイス周辺ではトレーディングカードゲーム(TCG)が大作続きで盛り上がりを見せている。


 名前くらいは聞いたことがあるHearthstoneを,時間がまとまって取れる年末に遊んでみようと思っている人も多いだろうから,このタイミングで,このデータベースのちょっと分かりづらい部分の使い方を改めて説明しておこう。
 なお編集部ではさまざまな端末で動作確認をしたが,Androidの一部機種で,かつOSバージョンが4.2系列のものに関して,やや挙動が重くなることが確認されている。できる限りの対応はしたつもりだが,どうかそのあたりはご容赦いただきたい。

リンク:Hearthstoneカードリスト

 カードリストのページに行くと,画面上部に軽いヘルプが出てきて,その下が絞り込み用のUIとなっている。このヘルプ部分を見ればある程度のことは分かるようになっているので,ぜひ目を通しておいてほしい。とはいえ分かりづらいのは検索の切り替えくらいで,あとはポチポチと適当に押してみれば容易に分かるとは思うが(なお以下の説明はすべてPCで見たときの画面を使う)。

■カードポップアップ

 カードリストの背面アイコンにマウスカーソルを重ねると,そのカードがポップアップして表示される。カードのスペックそのものは文字でも十分判断できるのだが,せっかくなので全部キャプチャしてみた。


 カード名とグラフィックスだけでなく,そのカードが属するセット(「クラシック」や「探検同盟」など),海外超大手サイト「HEARTHHEAD」の該当カードデータベースへのリンクも貼っておいた。HEARTHHEADでは,そのカードを使ったデッキリストやユーザーコメントなどが(英語だが)見られるので,さらなる強さを目指す人はぜひチェックしてみよう。
 なおカードが属するセットは,ポップアップせずともカードの背面アイコン部分で分かるようになっている。こちらも合わせて覚えておいてほしい。アイコンの意味は以下のとおりだ。

ベーシック


各ヒーローの基本カードやプロモカード,リワードカードなど

クラシック


拡張パック「クラシック」で入手できるカード

ゴブリンvsノーム


拡張パック「ゴブリンvsノーム」で入手できるカード

グランド・トーナメント


拡張パック「グランド・トーナメント」で入手できるカード

ナクスラーマスの呪い


アドベンチャー「ナクスラーマスの呪い」で入手できるカード

ブラックロック・マウンテン


アドベンチャー「ブラックロック・マウンテン」で入手できるカード

探検同盟


アドベンチャー「探検同盟」で入手できるカード

 まったくの余談だが,Hearthstone日本語版のフレーバーテキスト(そのカードの雰囲気や世界観を表現するために書かれる,ゲームプレイには直接関係しない文章)は,“カルチャライズ”という意味において大変素晴らしい出来映えだと思う。ゲーム中には表示されなくてもったいないので,ぜひ自分の「コレクション」を見てニヨニヨしながら読んでほしい。カード名も,「エラばれし我らにヒレ伏せ」(Everyfin is Awesome)とか「七つの鯛罪」(Anyfin Can Happen)とか,もう“翻訳”というレベルから飛び越えたものも多く,翻訳者の遊び心が感じられる。

■キーワードによる絞り込み

 キーワードの絞り込みは,見たまんまだ。クリックすれば,そのボタンに応じた条件のカードが絞り込まれて下に表示される。最初に表示されているタブは「ヒーロー/Rarity」だが,その右にあるタブの「カード特性/Ability」「ステータス」などを見れば,割と細かい絞り込み条件が提示できることに気付くだろう。


 もちろん条件の複数指定ができるので,「探検同盟」の「コモンカード」で「コスト4」とか「パラディン」で「Debuff」(=弱体化)を持った「ミニオン」とか,「ドルイド」で「挑発」を持っている「コモンカード」など,好きな条件でカードを探してみよう。

■特性とAbility

 キーワードで分かりづらいのはこの「特性/Ability」のタブかもしれない。Abilityはカードの名称そのものなのであまり困ることはないだろうが(余談だがオンマウスで英語表記になる),特性は4Gamer編集部の判断によるところが多い。


 カードの機能を大まかに分類して,それぞれの“性格”で分けてあるのが,この“特性”だ。デッキの性格を決めてから作るようなときに便利かな,と思っているのだが,「これは違うだろ」というものがあったら,ぜひ知らせてほしい。

■文字列検索

 この「絞り込み:」と書かれた部分は,その下に並んでいるキーワードをクリックするとそのキーワードがボタン化されて右に並ぶようになっているが,「絞り込み」と書かれた文字の部分をクリックすると,機能が文字列検索へと切り替わるようになっている(意外と知られていない)。


 「アシッド」など日本語を入れて検索できるのはもちろんのこと,英語版のカード名もデータとして全部持っているので,英語で「acid」と入れても検索できる(「アシッド」だと1枚しかないが,「acid」だと2枚出てくることに気付くだろう)。
 日本語版から始めた人や,最近プレイを始めた人にはあまり実感が湧かないかもしれないが,なんだかんだ言ってもHearthstoneの“本場”は海外である。新しいデッキレシピや戦術論は海外サイトで公開されることも多く,とくにデッキレシピは必ず英語版で書かれるので(当たり前),日本語版のカードに適用するのがとても面倒なことが多い。そういうときには,ぜひこのカードデータベースで検索して日本語版のカード名と結びつけてほしい。

 また,実はこの機能はカードテキストそのものも検索するようになっている。なので,カードテキストに「discard」と書かれたカードを探すとか(手札破壊系のカードが見つかりやすい),「crystal」と書かれたカードを探すとか(敵または自分のマナ数を左右するカードが見つかりやすい),いろいろと試してみてほしい。

 以上が大体の使い方だ。あとはきっと触っていればなんとなく分かるだろう。

 編集部の若手Orecchiが,どうしても「ドクター・ブーム」(Dr.Boom)が欲しくなってクラシックパックを100パック買ったのは,ついぞ先日のことだ。ドクター・ブームは拡張セット「ゴブリンvsノーム」のカードなので,たとえ1000パック買っても出ないのだ(なんでひと言相談しないのか!)。


 そういう可哀想な被害者(?)を増やさないために拡張セット名も入れ,データは念入りに調査して作ったつもりだ。つもり……ではあるが,Blizzardは結構頻繁に(日本語版の)カード名をこっそりと変更するし,この先ゲーム内と整合性が取れない部分が出てくるかもしれない。そのときはどうか寛大な気持ちで「オイ間違ってるぞ」とお伝えいただければ幸いだ。

 読者の皆さんと,Hearthstoneの中で対戦できることを願いつつ……。良いお年を。

リンク:Hearthstoneカードリスト

リンク:「Hearthstone: Heroes of Warcraft」公式サイト


リンク:「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ
リンク:「Hearthstone: Heroes of Warcraft」ダウンロードページ

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記事URL:http://www.4gamer.net/games/209/G020915/20151222028/
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関連タイトル:
・PC Hearthstone: Heroes of Warcraft
・iPhone Hearthstone: Heroes of Warcraft
・Android Hearthstone: Heroes of Warcraft

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