ブリヂストンとの合意破棄=米車用品大手、投資家に身売り

 【ニューヨーク時事】米自動車用品小売り大手ザ・ペップ・ボーイズ―マニー・モー・アンド・ジャックは30日、ブリヂストンによる買収合意を破棄し、著名投資家カール・アイカーン氏の投資会社への身売りで同氏側と最終合意したと発表した。買収額は約10億3100万ドル(約1240億円)。

 ブリヂストンは10月、ペップ社と8億3500万ドルで買収合意したが、今月に入りアイカーン氏が買収に名乗りを上げ、条件引き上げの応酬が続いていた。28日に同氏が示したペップ株1株当たり18.5ドルの新提案に、ブリヂストンは「対抗措置を取らない」と表明、買収合戦が終了した。