【モスクワ共同】ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの首脳は30日に電話会談し、ウクライナ紛争の政治解決を目指す和平合意について、今年末の履行期限を延長することで正式合意した。ロシア大統領府が発表した。

 ウクライナ東部の親ロシア派とウクライナ政府軍による武力紛争は、ロシア、ウクライナ、ドイツ、フランスの首脳が達成した今年2月の和平合意を受け、武力衝突は鎮まった。

 だが東部に大幅な自治権を与えるウクライナ憲法改正や、ロシアによる親ロシア派への兵器供与などを防ぐため東部国境をウクライナ中央政府が管理する措置など政治領域の合意は履行が事実上、手つかずの状態。

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