乾に出番は訪れず…エイバルが2ゴール快勝で6試合ぶりの白星 | ニコニコニュース

 リーガ・エスパニョーラ第17節が30日に行われ、MF乾貴士が所属するエイバルとスポルティング・ヒホンが対戦した。乾は4試合連続のベンチスタートとなった。

 エイバルは前節のデポルティーボ戦を0-2で落とし、5試合勝ちなしが続いている。順位も第11節終了時の6位から下がり続けて現在は10位。今節はホームで白星を収め、2016年を迎えたいところだ。一方、現在16位のスポルティング・ヒホンは第16節の相手であるバルセロナがFIFAクラブワールドカップ2015に出場していたため、18日ぶりのリーグ戦となった。

 この試合で最初にチャンスを迎えたのはエイバル。21分、左サイドでリージョが倒されてFKを獲得する。これをサウール・ベルホンが直接狙ったが、ボールはクロスバーの上に外れてしまった。

 一方のスポルティング・ヒホンもサイド攻撃からゴールに迫る。エリア手前右でボールを持ったダニエル・ヌディがオーバーラップしたアルベルト・ロラへパス。ロラの折り返しをアレン・ハリロヴィッチがダイレクトで狙ったが、ここは枠の右上に外れてしまった。

 エイバルは32分に相手ゴールを脅かす。左サイドのS・ベルホンからエリア手前左でパスを受けたボルハ・バストンが右足ミドルシュート。低い弾道のボールが枠を捉えたが、ここはGKイバン・クエジャルがなんとか弾き返した。このまま0-0で前半が終了した。

 後半立ち上がりに先手を取ったのはホームのエイバル。55分、左サイドのシモーネ・ヴェルディがクロスを上げると、これを相手DFが触ってコースが変わる。ボールはエリア内やや右にいたケコの足下に転がり、ケコは落ち着いて右足シュート。これがゴール左下に決まり、エイバルが先制に成功した。

 続く62分、S・ベルホンがエリア手前でボールを持つと、エリア内で相手DFの裏を取ったB・バストンへスルーパスを送る。B・バストンがこれをゴール左下に流し込み、エイバルがリードを2点に広げた。

 エイバルは76分にダニエル・ガルシアを下げ、アドリアン・ゴンサレスを投入した。一方、2点を追うスポルティング・ヒホンは79分にロラを下げてアレックス・バレーラを投入した。直後の81分、スポルティング・ヒホンは左サイドでボールを持った途中出場のカルロス・カストロが中央へ折り返すと、ヌディがダイレクトシュート。しかし、ボールはわずかに枠の左上に外れてしまった。

 83分、エイバルはカウンターから左サイドをS・ベルホンが突破し、グラウンダーのクロスを供給。ヴェルディがこれを合わせて3点目かと思われたが、ここはオフサイドの判定で追加点には至らなかった。このままエイバルが2-0でスポルティング・ヒホンを下し、6試合ぶりの白星を収めた。なお、乾は6試合ぶりに出番がなかった。

 次節、エイバルは敵地でベティスと、スポルティング・ヒホンはホームでヘタフェと対戦する。

【スコア】


エイバル 2-0 スポルティング・ヒホン

【得点者】


1-0 55分 ケコ(エイバル)
2-0 62分 ボルハ・バストン(エイバル)