【台北共同】台湾の馬英九総統は1日、任期最後の新年談話を発表し、昨年11月に実現した中国の習近平国家主席との歴史的な首脳会談などに触れて対中関係は安定していると強調、2008年の総統就任後の対中政策は正しかったと成果を誇った。

 今月16日の総統選で野党、民主進歩党(民進党)への政権交代の可能性が出ていることを念頭に、自身の就任前からの対中政策の取り組みにも触れ、後継者は「私の苦労を無駄にしないで」と呼び掛けた。

 「一つの中国」を認めた上で、中国とは「中華民国(台湾)」を指すと主張し、馬政権が対中交流の基礎としている「1992年合意」の重要性を強調した。

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