【ソウル時事】旧日本軍の従軍慰安婦だった韓国人女性らが日本政府を相手取り、1人当たり1億ウォン(約1000万円)の慰謝料を求めて申し立てていた民事調停について、ソウル中央地裁は31日までに訴訟に切り替えることを決めた。

 原告らは2013年8月に民事調停を申し立てたが日本側が応じず、15年10月、訴訟の手続きに入っていた。

 慰安婦問題をめぐる12月28日の日韓合意は「問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認する」としており、訴訟の結果に影響を与える可能性がある。