愛知県警は1日、県内で2015年に発生した交通事故の死亡者数が暫定値で213人になったと発表した。14年より9人増加し、13年連続で全国最多になったとみられる。

 県警によると、65歳以上が122人で全体の6割近くを占めた。死亡者のうち126人は歩行中や自転車に乗っている際に車にはねられるなどして死亡した。

 県警幹部は「16年は高齢者に絞った事故抑止に集中したい」と話し、警察署ごとに65歳以上が事故に遭った状況や場所をまとめ、原因の分析を始めるという。

 15年の交通事故死亡者数は暫定値で、大阪府が14年より53人多い196人、北海道が8人多い177人。