ことしの稽古を開始した大関稀勢の里=東京都江戸川区の田子ノ浦部屋
共同通信社

 大相撲初場所(10日初日・両国国技館)で日本出身力士10年ぶりの優勝を目指す大関稀勢の里が2日、東京都江戸川区の田子ノ浦部屋でことしの稽古を開始した。「昨年以上にやりたい。常に挑戦する気持ちでいく。その気持ちがないと、上は目指せない」と、横綱昇進に向けて新年の誓いを力強く語った。

 年末年始で体を休めたのは元日だけという大関は幕内高安と21番を取り、16勝5敗。後半はスタミナ、馬力ともに圧倒した。「一つ一つ、コツコツとやっていくしかない」と引き締まった表情だった。18歳で入幕した稀勢の里も7月に30歳になるが、向上心は変わらない。

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