銃規制強化に決意=米大統領が年頭所感

 【ワシントン時事】オバマ米大統領は1日、週末恒例のラジオ演説で年頭所感を述べ、残り任期1年で銃規制の強化に取り組む決意を改めて表明した。4日にリンチ司法長官と会談し、銃購入者の身元や経歴の確認項目の拡大など具体策を検討する。

 1日付のワシントン・ポスト紙(電子版)は関係者の話として、大統領が新たな銃規制策を来週発表すると伝えた。大統領の権限を駆使し、さまざまな分野で規制を強化する見通しだ。

 大統領は演説で、過去の銃乱射事件による犠牲者の苦痛に言及し、「もし議会が行動していれば(結果は)どうなっていたか」と指摘。銃規制に強硬に反対する強力なロビー団体に対抗するために「あなたの助けが必要だ」と呼び掛けた。