ローマ法王「無関心克服を」=新年ミサ

 【ベルリン時事】フランシスコ・ローマ法王は新年を迎えた1日、バチカンのサンピエトロ大聖堂でミサを行った。各地で続く紛争や難民問題を念頭に「(困窮者への)連帯を阻む無関心を克服する」必要性を訴えた。

 法王は「なぜ強者のおごりが弱者を社会の片隅に追いやり続けるのだろうか。人間の悪はいつまで世界に暴力と憎しみを広め、罪のない犠牲者を生むのだろうか」と問い、「皆が平和に暮らせる公正で友愛に満ちた世界」にしようと呼び掛けた。