愛知がアジア大会立候補検討へ

 愛知県の大村秀章知事は4日の定例会見で、2026年に予定されている第20回夏季アジア大会の開催地に立候補を検討する考えがあることを明らかにした。県は招致に向けた調査費を16年度予算案に計上する。

 27年に東京・品川―名古屋間のリニア中央新幹線開業が予定されていることに合わせ愛知をPRする計画で、「大きなイベントをやっていきたい。調査検討をして取り組みを具体化していきたい」と述べた。名古屋市が改修を検討しているパロマ瑞穂スタジアムをメーン会場に想定している。

 夏季アジア大会は日本では1958年に東京、94年に広島で開催された。大村知事は招致の見通しが立った場合、大会の開催期間をリニア開業に合わせるようアジア・オリンピック評議会(OCA)などに働き掛けたいとの意向を示した。