過激派組織「イスラム国」(IS)側が3日までにインターネット上に公開した映像で、銃を持って話すISメンバー(AP=共同)
共同通信社

 【ロンドン共同】過激派組織「イスラム国」(IS)は3日までに、5人を「英国のスパイ」として殺害したとする映像をインターネット上に公開し、対IS攻撃を拡大した英国のキャメロン首相を「愚かだ」などと批判した。英メディアによると、映像の信ぴょう性は不明。

 映像では覆面姿の男が、銃を手に英語で「キャメロンへのメッセージだ」と主張。「イラクやアフガニスタンで負けたように、おまえはこの戦いに負ける」と述べ、いずれ英国にも侵攻すると宣言した。

 映像は約10分。オレンジ色の囚人服を着たアラブ系とみられる5人は地面に座らされ、後ろに立った覆面姿の男らに拳銃で頭を撃たれた。