紗栄子もびっくり? 大物海外セレブ達の驚愕の玉の輿婚エピソード4選! | ニコニコニュース

※画像は、「The Richest」より引用
TOCANA

 先日、タレントでモデルの紗栄子と、資産約2000億円を持つと言われる「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」などの運営会社スタートトゥデイの創業者であり社長の前沢友作氏の交際が発覚した。2000億円というと、我々一般市民にはもはや想像さえつかない世界だ。
 彼女の元夫との件も相まって、一種の畏敬の念さえ湧いてきてしまう一連の恋愛劇である。少し気は早いかもしれないが、2000億円の玉の輿結婚も射程距離に入ってきたということだろうか。

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 ところで、海外では玉の輿を巡ってどんなドラマが展開されているのだろう?ここでは、特に印象的だった海外セレブ達の悲喜交々なオモシロ&仰天エピソードを紹介していこう。

1.身内にさえ「地球一のビッ○」と酷評されたポール・マッカートニーの元妻ヘザー・ミルズ

 言わずと知れたビートルズの元メンバー、ポール・マッカートニーと、彼の元妻ヘザー・ミルズの離婚が正式に成立したのは2006年だが、離婚調停当時ヘザーの広報を担当していたミシェル・エリザベス氏は「計算高く、病的虚言者で、地球一の○ッチだわ」と彼女を評している。氏は、調停を有利に進めるため、ヘザーがマスコミにポールに関する虚偽の情報をリークし、またときにはポールの電話を盗聴することさえあったと語る。

 もとより経済観念の破綻がささやかれていたヘザーではあったが、離婚に際しての彼女の要求もまた非現実的なものであった。それは、最終的に手にした2430万ポンドの5倍の額を当初彼女が求めていたことからも伺えよう。「彼女はいつだって更に欲しがるんだ。絶対に満足してくれないんだよ」とポールは嘆いていたという。加えて、最後の最後まで先の広報担当の女性に給与を支払うことを渋っていたというから驚きだ。何かとスケールが壮大で突き抜けた人物を(良くも悪くも)引き寄せてしまうのも、ポール・マッカートニーという世界のスーパースターが背負う宿命なのかもしれない。

2.テキサスの石油王と63歳差婚! アンナ・ニコール・スミスの数奇な運命

 最も典型的で、しかもわかりやすい玉の輿狙いの例として我々の記憶に残り続けるのは、アンナ・ニコール・スミスかもしれない。米国の『プレイボーイ』誌で「マリリン・モンローの再来」として好評を博していた彼女が63歳年上のテキサスの石油王J・ハワード・マーシャルと結婚を果たしたのは1994年、彼女が26歳の時であった。マスコミはその結婚を財産狙いだとして批判したが、彼女はそれを否定し続けた。

 そして夫は結婚からわずか13カ月後に亡くなってしまうが、なんと驚いたことに彼の遺書には遺産相続人としてアンナの名前が記載されていなかったのである。無論(誰もが予想したように)、彼女は15億ドルともいわれる遺産を巡って遺族らを相手取り長年にわたって法廷闘争を繰り広げるが、その中途の2007年、薬物の過剰摂取により39年の短い生涯を閉じることとなる。また、その前年には彼女の息子が謎の死を遂げていることもあり、今なおさまざまな憶測を呼んでいる。

3.「マテリアル・ガイ」との揶揄は当たるか否か 史上最大の格差婚と評されたマドンナとガイ・リッチー

 かつて史上最大の格差婚と世間に謳われた希代のポップクイーンであるマドンナと、映画『スナッチ』の脚本・監督などを手掛けたことで知られるガイ・リッチーの結婚。二人の資産は合計で5億2000万ドルともいわれたが、そのほとんどはマドンナのものであった。

 ところで、まだ日本ではあまり馴染みのない慣習かもしれないが、海外では巨額の資産を持つ大物セレブ達が婚姻関係を結ぶ場合、将来離婚した場合に備えて事前にその際の財産分与について取り決めを交わしておくケースが多い。しかし、マドンナとガイは例外であった。

 そのため、二人が2008年に数々のすれ違いを経て離婚するにあたって、繰り広げられたお互いの「口撃」もさることながら、多くのタブロイド紙では「マテリアル・ガイ(80年代のマドンナのヒット曲『マテリアル・ガール』にちなんで)」や「ゴールド・ディガー(相手の財産目当てに結婚する人のことを指す)」などとガイを揶揄し、マドンナが数十年かけて築き上げた財産の多くを彼が合法的に強奪してしまうのではないかと噂された。

 当初、ガイは「It’s not about money(金銭的なことは問題じゃないんだ)」と語り、マドンナ側からの慰謝料を拒否する姿勢を示すなど、一気に株を上げたかに見られたが、続報では最終的に5000万(約7600万ドル)~6000万ポンド(約9200万ドル)がガイ側に支払われたとされている。我々凡人には知る由もないが、金の魔力というものが果たして働いたのだろうか。

4.前夫の事業を拡大させた元モデルのやり手実業家! 近年は女優業にも進出し、自身のTV番組まで所有するキモラ・リー・シモンズ

 アフリカ系アメリカ人の父と日韓の血を引く母との間に生まれたキモラ・リー・シモンズは14歳にしてシャネルと独占契約を結び、そのモデルとしての人生をスタートさせた。そして順調にキャリアを積み重ねる中で、1992年、彼女が17歳のときに運命的な出会いを果たす。その相手は米国のヒップホップムーヴメントのゴッドファーザー的存在であり、同時にPHAT FARMという有名アパレルブランドの創始者・経営者のラッセル・シモンズであった。

 二人は六年の交際を経て結婚し、1999年、PHAT FARMがベビー服のラインを新たに展開するにあたって、キモラがその指揮を執ることになった。BABY PHATが生まれた瞬間であった。彼女はBABY PHATをベビー服のみならず、都会に暮らす女性のファッションを総プロデュースするアパレルブランドへと育て上げた。後に会社のライセンスの売却や、夫ラッセルとの離婚など、紆余曲折はあったものの、彼女はブランドを成長させ続け、やり手実業家として世に知られるようになる。近年は女優業や文筆業にも進出し、TVで自身のリアリティー番組を持つにもいたっており、なんともエネルギッシュな人生を歩んでいるようだ。

 いかがだったろうか。ひとえに玉の輿といっても、どうやら一つ一つのストーリーにめいめいの人生観や人間性が滲み出てくるようで、とても興味深いのではないだろうか。もっとも、今回紹介したのは海外の大物セレブ達ばかりであるから、彼らの物語のスケールはどうしたってとてつもなく大きいし、我々には現実感がなかなか湧かないかもしれない。しかし、彼らがそれぞれの生活を通して(時には賭して)表現する喜悲劇の数々は、我々に何か人生の教訓たり得るものを示唆しているとも考えられる。だから、少々オーバーなくらいそのドラマのスケールが壮大な方が、かえって色々とわかりやすくて良いのだと筆者は感じている。今後も彼らの動向に注目していきたい。
(文=池上透)

※画像は、「The Richest」より引用