ツイッター創業者がコメント。1万文字までつぶやけるようになるって本当? | ニコニコニュース

再び浮上した、ツイッターの140文字制限が消えるという噂。今回の情報を報じたRe/codeは「ツイッターの文字制限は1万文字まで拡張される」と主張していますが、まぁちょっと落ち着いてみましょう。

まず、ツイッターの140文字制限は消えません。今のところね。シリコンバレーの情報源によれば、ツイッターは自社のサービスへのいくつかの変更を第1四半期(1月~3月)の終わりに行ないます。そのうちの一つが、噂の「140文字を超えて(Beyond 140)」なんです。これにより、多分ユーザーはより長いツイート、おそらくはダイレクトメッセージと同じ1万文字までのツイートができるようになります。これまでユーザーは長文を投稿するときに、スクリーンショットを貼り付けていたんですが、そんなことをしなくてもよくなるんです。多分ね

ただし、これらの変更はまだ起きてはいません。インターネット上では「1万文字のつまらんツイートよりも、ゲーム・オブ・スローンズの書籍版を読んでる方がマシだぜ」とか、「140文字以上つぶやいた最初の人間は即フォローを外されてブロックされるだろうね」とかジョークで賑わっていますが…まだこのような事態は起きていません。落ち着きましょう。

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i swear to god the first person who tweets over 140 characters gets unfollowed and blocked immediately.

— Dad (@markhoppus) 2016, 1月 5
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じつは、このような騒ぎは常に起きています。2010年には長文のツイートを外部リンクで可能にする「Twitlonger」というサービスも登場しましたが、特に流行りませんでした。そのようなサービスはツイッターに悪影響があると多くの人が考えましたが、実際は流行らないのです。現在ツイッターはユーザーの流出に苦しみ、場当たり的な対策を行なっていますが、長文ツイートを懸念する熱心なユーザーを遠ざけることはより愚かな施策でしょう。ツイッターは過去に政治家の削除ツイートを集めたPolitwoopsを排除しましたが、その結果多くのユーザーを失望させました。あと、スターをハートに変えたのも、どんな効果があったのかよくわかりません。

ツイッター創業者のジャック・ドーシー氏とその取り巻きしか、ツイッターの未来を知りません。同社はトレンドを知ることができるモーメント機能や、スナップチャット風のProject Lightningのような実験をしています。ですからもし1万文字ツイートというオプションがあったとしても、ツイッターを混乱させないようにリンクで隠される可能性も十分にあるんです。

まぁ、これらはあくまでツイッター上のことです。反発もあると思いますが、なんとかなるでしょう。

<アップデート>
…と思っていたら、ジャック・ドーシー氏が今回の報道に反応していますね。

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pic.twitter.com/bc5RwqPcAX

— Jack (@jack) 2016, 1月 5


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前略…私たちはユーザーのために、ツイッターに新機能を追加することをためらいません。それがユーザーの要望と一致するなら、我々は挑戦するのです。もし新機能を実装するなら、開発者が準備できるようにあらかじめお伝えします。
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あら、1万文字への制限拡大、本当にきそうですね。

source: Re/code

Adam Clark Estes - Gizmodo US[原文
(塚本直樹)


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