長友フル出場のインテル、今季9度目の1-0勝利で首位キープ | ニコニコニュース

先制点を決めたインテルFWイカルディ(中央) [写真]=Getty Images
サッカーキング

 セリエA第18節が6日に行われ、エンポリと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが対戦した。長友は左サイドバックで4試合ぶりの先発出場を果たしている。

 首位のインテルは2015年最終戦となった前節のラツィオ戦を1-2で落とし、2位ナポリ、3位フィオレンティーナに勝点1差、4位ユヴェントスに勝点3差に迫られた。今節は結果次第で首位を明け渡す可能性もあり、勝点3奪取が必須となる。一方、エンポリは第14節のラツィオ戦から4連勝を飾り、7位まで順位を上げている。インテルは前節のスタメンから5名を変更し、長友やセルビア代表FWアデム・リャイッチ、フランス代表MFジョフレイ・コンドグビアらが先発出場した。

 この試合で最初にチャンスを作ったのはインテル。13分、マルセロ・ブロゾヴィッチから右サイドでパスを受けたダニーロ・ダンブロージオがエリア内右から速いクロスを供給。しかし、ここはGKウカシュ・スコルプスキがなんとか防いだ。

 ホームのエンポリは17分、エリア手前ギリギリの位置でFKを獲得すると、味方がボールをずらしてマッシモ・マッカローネが低く強烈なシュートを放ったが、ここはGKサミール・ハンダノヴィッチが防いだ。直後の24分、エリア手前でパスを受けたピョートル・ジエリンスキがダイレクトシュート。しかし、ここは枠の右に外れてしまった。

 その後も試合はエンポリのペースで試合が進んでいたが、インテルがワンチャンスをものにする。前半アディショナルタイム1分、左サイドのイヴァン・ペリシッチがドリブルで深くまで持ち込みマイナスの折り返し。これをニアに走りこんでいたマウロ・イカルディが押し込み、インテルが先制に成功した。このまま1-0でインテルがリードして前半を終えた。

 後半立ち上がりの52分、エンポリは敵陣でアデム・リャイッチのパスをカットすると、最後はリッカルド・サポナーラがGKと一対一となり右足シュート。しかし、ここはGKハンダノヴィッチがなんとかCKに逃れた。

 インテルは再び左サイドからチャンスを作る。55分、再びペリシッチがドリブルでエリア左横まで持ち込むと、マイナスの折り返しを送る。ボールは相手に触れられリャイッチに渡らなかったが、こぼれ球を拾ったブロゾヴィッチが切り返しから右足シュート。しかし、ボールは枠の右上に外れてしまった。

 72分、エンポリはエリア内でサポナーラからパスを受けたマヌエル・プッチャレッリが決定機を迎えたが、ここはDFジェイソン・ムリージョに止められてしまった。

 その後もエンポリがチャンスを作ったが、インテルが逃げ切り1-0で勝利。今シーズン9度目の1-0勝利で勝点を39に伸ばして首位を守った。なお、長友はフル出場している。

 次節、エンポリは敵地でトリノと、インテルはホームでサッスオーロと対戦する。

【スコア】


エンポリ 0-1 インテル

【得点者】


0-1 45+1分 マウロ・イカルディ(インテル)