漫画『おそ松くん』のキャラが大人になった姿を描いたアニメ『おそ松さん』。昨年の秋に続き、この1月からは2クール目がスタートするなど人気の模様。また、同じく昨年夏には主人公が大人になった『ど根性ガエル』が実写版ドラマが放送されていたのも記憶に新しいところ。
どちらも元は昭和の人気漫画の有名どころですよね。では、人生の大半以上を平成の世で過ごしている25～34歳の男性会社員が「主人公の10年後の様子を連載で見たい」と思う漫画はどの作品なのでしょうか。今回は、90～00年代に連載されていた週刊少年ジャンプの作品から選んでもらいました。
〈主人公の10年後の様子を連載で見たいと思うジャンプ漫画TOP10〉
（25~34歳の男性社会人200人が全17項目から3位まで選択。1位は3pt、2位は2pt、3位は1ptで集計。 協力／アイリサーチ）
1位 『スラムダンク』（井上雄彦／主人公・桜木花道） 386pt
2位 『幽遊白書』（冨樫義博／主人公・浦飯幽助） 167pt
3位 『るろうに剣心』（和月伸宏／主人公・緋村剣心） 129pt
4位 『ダイの大冒険』（原作・三条陸、作画・稲田浩司／主人公・ダイ） 108pt
5位 『キャプテン翼ワールドユース編』（高橋陽一／主人公・大空翼）64pt
6位 『ろくでなしBLUES』（森田まさのり／主人公・前田太尊） 47pt
6位 『ヒカルの碁』（原作・ほったゆみ、漫画・小幡健／主人公・進藤ヒカル） 47pt
8位 『とっても！ラッキーマン』（ガモウヒロシ／主人公・追手内洋一） 35pt
9位 『まじかるタルるートくん』（江川達也／主人公・江戸城本丸） 32pt
10位 『新ジャングルの王者ターちゃん』（徳弘正也／主人公・ターちゃん） 30pt
※番外
11位 『花の慶次』（原作・隆慶一朗、漫画・原哲男、脚本・麻生未央／主人公・前田慶次） 28pt
12位 『アイシールド21』（原作・稲垣理一、作画・村田雄介／主人公・小早川瀬那）24pt
文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」マンガ部門でも1位となっている『スラムダンク』がダントツの1位。廃校の黒板に10日後の物語が描かれたイベントも大きな話題になりましたから、もし新連載が始まればそれ以上の話題になること必至!?
では次に、それぞれを選んだ理由、および「新連載はどんな話を期待しているのか」について挙げられたコメントを見てみましょう。
●1位 『スラムダンク』（桜木花道）
「桜木花道がバスケ選手として成功したのかどうか、まずそれをハッキリさせた上で話が始まってほしい」（29歳）
「高校を出た後、プロになったのかどうか知りたいから」（28歳）
「どういう人生を過ごしているか知りたいから」（26歳）
「どのような道に進んだか興味があるから。意外に教職についていそう」（31歳）
「一度、バスケを離れているが新しい出会いとともに再びバスケを始めていくスタイル」（33歳）
●2位 幽遊白書（浦飯幽助）
「一人前の社会人になってから、また新たな妖怪が忍び寄るストーリー」（28歳）
「遅筆の作家なのでどうなるのか見てみたい」（33歳）
「その後の魔界と人間界の関係がどう変わったか知りたいから」（32歳）
●3位 るろうに剣心（緋村剣心）
「さらにかっこよくなっていることを期待する」（26歳）
「隠居した後の剣心の余生を見てみたい」（33歳）
「歴史背景を組み込んだ話」（30歳）
●4位 ダイの大冒険（ダイ）
「最後行方不明になって終わったので、その後何をしているのかが新連載で見たい」（29歳）
「その後、主人公はどうなったのか気になって仕方がない。ぜひハッピーエンドにしてほしい」（32歳）
●5位 キャプテン翼ワールドユース編（大空翼）
「日本代表としてW杯連覇に挑むという展開で見たい」（29歳）
「超人的なサッカーマンガになっていると思う」（33歳）
●6位 ろくでなしBLUES（前田太尊）
「プロボクサーになった話を見たい」（31歳）
●6位 ヒカルの碁（進藤ヒカル）
「『神の一手』にたどりつけたか気になるから」（25歳）
●8位 とっても！ラッキーマン（追手内洋一）
「どれだけラッキーになったのか」（32歳）
●9位 まじかるタルるートくん（江戸城本丸）
「はっきりとは浮かばない」（25歳）
●10位 新ジャングルの王者ターちゃん（ターちゃん）
「自由にやさしく生きていたターちゃん。経済的にも苦しくなり世知辛い現代でも優しくよりたくましく生きるターちゃんの存在を描いてほしい」（29歳）
青春時代を“共に過ごした”キャラクターたちだけに、みなさんそれぞれ強い思い入れがある模様。さらに自らも学生から社会人へとその立場が大きく変わっていることからも、また異なった目線で作品を楽しむこともできそうですね。あとは、期待する作品の登場を待つばかり…。
（のび＠のびた）
※当記事は2016年01月05日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。