天皇陛下は8日、運転免許の更新手続きのため、皇居で法定の高齢者講習を受けられた。宮内庁によると、運転技術などに問題はなく、免許は即日交付される見通し。新しい免許の有効期間は3年間だが、陛下の意向で、更新は今回で最後になるという。

 陛下は同日午前、御所で運転知識や認知機能などの検査を受けた後、東御苑で長年愛用されているホンダの「インテグラ」を運転し、警視庁運転免許本部の試験官による実技検査を受けた。

 高齢者講習は70歳以上の運転者に義務付けられており、陛下もこれまで3年ごとに講習を受けてきた。公道を運転することはないが、週末に皇居内でテニスや散策をする際などに、助手席に皇后さまを乗せて敷地内を運転することがある。