早稲田大は8日、学生に対して教授の立場を利用したアカデミックハラスメントをしたとして、国際学術院の50代の女性教授を停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。女性教授は事実を認め、謝罪しているという。

 同大によると、女性教授は昨年4〜6月、国際教養学部のゼミ形式の少人数授業で、受講していた学生1人に対し、つるし上げるような威圧的な発言を繰り返したという。学生の訴えを受けた大学が内部調査していた。

 同大は、女性教授が担当している授業を休講とし、教職員へのハラスメント研修の徹底など再発防止に取り組むとしている。