伊勢神宮を参拝後、記者会見する民主党の岡田代表=9日午前、三重県伊勢市
共同通信社

 民主党の岡田代表は9日、三重県伊勢市の伊勢神宮を参拝後、記者会見し、夏の参院選に向け、野党勢力の結集が不可欠との認識をあらためて表明。「政権交代可能な政治をつくれるかどうかの大事な分岐点だ。民主党を中心に野党勢力が力を示さなければならない」と述べた。

 衆院で統一会派を組んだ維新の党との新党構想には「参院での会派結成が滞っているのは否めない。まず衆参両院で統一会派をしっかりつくりたい」と述べるにとどめた。

 これまで岡田氏は維新との合流の可否について3月末までに判断する意向を説明。民主の党名変更の可能性に言及するなど、野党再編に前向きな姿勢をにじませている。