正直わからない…カタカナ語1位は | ニコニコニュース

確かに、会議中にいきなり知らないカタカナ語が出てきても、尋ねるのは流れを止めてしまうおそれもあるし難しい。使う側も配慮が必要…なのかも
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ビジネスの現場で次から次に出てくるカタカナ語。わからない言葉を突然使われて、こっそり検索した経験のある人も少なくないだろう。その一方で、結局わからないままになっている言葉もあるのでは? そこで、20~30代の男性会社員200人に「よく聞くけど、正直よく意味がわからない」と感じるカタカナ語について調査してみた。

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●正直よく意味がわからないカタカナ語TOP10


(全15項目から複数選択。調査協力/アイリサーチ)

1位 サステナビリティ(意味:持続可能性)18.5%


2位 オーソライズ(意味:公認)17.0%
2位 フィジビリティ(意味:実行可能性調査)17.0%
4位 アセット(意味:資産、財産)15.5%
4位 オルタナティブ(意味:代替案)15.5%
6位 ハレーション(意味:他に影響を及ぼすこと)14.0%
7位 バジェット(意味:予算、予算案)11.0%
7位 アライアンス(意味:提携)11.0%
9位 ダイバーシティ(意味:多様化)10.5%
10位 スキーム(意味:事業計画)9.0%

※番外


11位 ステークホルダー(意味:利害関係者)7.0%
12位 コミットメント(意味:約束、責任を持つ)6.5%
13位 コンセンサス(意味:合意)5.5%
13位 ベネフィット(意味:有益、利益)5.5%
15位 リソース(意味:資源、資産)2.5%

「よく聞く言葉はない」もしくは「意味がわからない言葉はない」と答えた会社員が200人中90人(45%)いたため、それ以外の110人(55%)に複数回答で答えてもらった。結果は、「持続可能性」を意味する「サステナビリティ」が首位。元は環境保護活動の分野で使われることが多かったが、近年はビジネス界にも“進出”。耳慣れない言葉に戸惑う人も多いようだ。その後も「オーソライズ」や「フィジビリティ」など確かにわかるようでわからない言葉が続いた。それぞれの項目を選んだ人に、意味がわからずに困ったエピソードや、イラっとすることなどを聞いた。

【1位 サステナビリティ】


「意味不明ですよね」(25歳)
「普通の日本語での会話で出る方が不自然」(33歳)
「日本語で充分通じるから」(39歳)
「意味を聞いたら鼻で笑われた」(30歳)
「会議で客に使われて意味がわからず焦った」(37歳)

【2位 オーソライズ】


「ハテナ」(27歳)
「会議で出てきて困った」(31歳)
「知らないの? 的なことを言われた」(34歳)
「意味が分からず使われた」(38歳)

【2位 フィジビリティ】


「字面から意味が全く想像できない」(27歳)
「日本語でいいだろ」(37歳)
「いちいちカタカナ表記にする必要なし」(36歳)

【4位 アセット】


「会社で何度となく出てきた」(36歳)
「自分が分からない単語なので聞き流していたけど、不安になった」(36歳)
「汗でも出るのかと思ってしまう」(36歳)

【4位 オルタナティブ】


「新聞記事で出てきて分からなかった」(31歳)
「よく使われている単語ではないのに急にこの単語を使われて戸惑った」(33歳)
「意味がわからずボーッとした」(34歳)

コメントの多くは、“知っている前提でいきなり使われて困った”という意見だったが、面と向かって意味を尋ねるケースは多くはないよう。

自分が「わかって当たり前」と思う言葉も、知らないために戸惑ったり、イラっとしたりしている人もいるかも…ということを念頭において、ちょっと言い換えたり、補足したりすることも必要ですね。

(小笠原敦)

※当記事は2016年01月08日に掲載されたものであり、掲載内容はその時点の情報です。時間の経過と共に情報が変化していることもあります。